<動意株・22日>(大引け)=アステリア、木徳神糧、イルグルムなど


 アステリア<3853.T>=動兆しきり。3連騰で25日移動平均線のブレークを目前に捉え、なおかつ5日移動平均線とのゴールデンクロスも接近するなど目先注目場面を迎えている。同社は企業向けにシステム開発を手掛けるが、仮想通貨分野への展開でも業界を先駆し強みを発揮している。直近ではメガバンク3社がステーブルコインを共同で発行するとの一部報道を受け、関連有力株として投資資金を引き寄せた。そうしたなか、今月27日にはトランプ米大統領が来日し、翌28日に高市首相と日米首脳会談を行う予定にある。トランプ氏は仮想通貨ビジネスに積極的な姿勢で知られ、今年7月には暗号資産ステーブルコインに関する規制の枠組みを整備するための初の連邦法「ジーニアス法」を成立させたことでもマーケットの耳目を集めた経緯があり、首脳会談の日程に先立って同社の株価が刺激されている面もあるようだ。

 木徳神糧<2700.T>=物色の矛先向かい急動意。農林水産省が21日、2025年産のコメの9月における相対取引価格について、玄米60キロの全銘柄平均が前年同月比63%増の3万6895円だったと発表しており、コメの価格上昇が業績の追い風になるとの思惑から急速に買いが流入した。

 イルグルム<3690.T>=大幅続伸。21日の取引終了後、集計中の25年9月期連結業績について、売上高が従来予想の48億円から49億3000万円(前の期比35.6%増)へ、営業利益が2億円から2億7000万円(同64.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。主にコマース支援事業のM&Aにより、前期から子会社となったルビー・グループの業績が想定を上回ったことが売上高を押し上げた。また、業務効率化により販売管理費が抑制されたことも寄与した。なお、最終損益は、ルビー・グループ及びトピカに係るのれんなどの減損損失を計上することなどから、1億円の黒字から1億4000万円の赤字(前の期6800万円の黒字)へ下方修正した。

 第一稀元素化学工業<4082.T>=急速人気でストップ高。21日、セラミックス製品の材料となるジルコニア粉末シリーズ「DURAZR-Sシリーズ」の「HSY-0774」を新規開発したと発表した。中国によるレアアースの輸出規制が話題になるなか、新規開発品はレアアースを使わないという特徴を持っており、事業の成長を期待する買いが流入している。稀元素によると、セラミックス製品の材料となるジルコニアには一般的に安定化剤としてイットリアなどのレアアースが使われている一方、新規開発品では入手が容易な酸化カルシウムを安定化剤として使うことに成功した。

 コンヴァノ<6574.T>=続急伸。前日取引終了後、韓国HM Solution社と鼻筋形成用糸リフト素材の共同開発及び独占輸入代行に関する業務提携契約を締結したことを発表した。糸リフト市場における製品ポートフォリオを拡充し、注入系施術に続く第二の事業の柱を構築する構えにある。株価は直近2営業日で13%以上の上昇を示していたが、目先利益確定売りをこなしきょうも強調展開となっている。

 トーア紡コーポレーション<3204.T>=6日続伸で上値指向。目先筋の売り物をこなし上値指向を継続。10月に入ってからこれまで下落した日はわずかに2営業で、直近は6連騰と異彩を放っている。大阪市に本社を構える毛織物の老舗企業として名を馳せるが、利益の主柱を担っているのが不動産事業。自民党と日本維新の会の連立政権樹立で、投資マネーの視線も大阪関連銘柄に向きやすくなっており、同社はその関連有力銘柄として頭角を現している。維新の会が掲げる大阪の副首都構想では不動産市況の活性化も想定され、同社のビジネスチャンス拡大が見込まれるほか、老舗企業としての含み資産も評価の対象となる。一方、時価500円近辺の水準はPBRに換算して0.3倍台という超割安圏に放置されていることから、一段の水準訂正余地が意識されやすい。

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出所:MINKABU PRESS


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