午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利1.660%に上昇


 23日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日の米債券高を手掛かりとした買いは続かず、この日の入札が強めの結果となったことも相場を押し上げるまでには至らなかった。

 米ブルームバーグ通信が「トランプ米政権は、重要ソフトウエアの幅広い分野を対象に、中国への輸出を制限する措置を検討している」と報じ、22日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。高市早苗政権が発足したばかりとあって、日銀が今月29~30日に開く金融政策決定会合での利上げ観測が後退していることもあり、債券先物は朝方に136円31銭まで上伸する場面があった。ただ、その後は新政権の経済・財政政策の具体的な内容を見極めたいとするムードが台頭。依然として積極財政への思惑がくすぶっていることが重荷となった。財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間15.5年超39年未満)は、応札倍率が3.64倍と前回(8月26日)の2.74倍を上回ったが相場の反応は限定的。時間外取引で米長期金利が上昇したことが影響するかたちで、先物はこの日の安値で取引を終えた。

 先物12月限の終値は、前日比6銭安の136円10銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.010%高い1.660%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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