23日の株式相場見通し=下値試す展開に、米株安受け4万9000円割れも


 23日の東京株式市場は利益確定売り圧力が優勢となりそうだ。日経平均株価は前日に一時700円あまりの下げをみせたが後半下げ渋り、プラス圏では着地できなかったもののわずかな下げにとどまった。ただ、短期間で水準を急速に切り上げた反動が引き続き意識されやすいタイミングで、きょうは再び下値を試す展開となる公算が大きい。前日の欧州株市場は高安まちまちながら独DAXや仏CAC40はいずれも下落した。米国株市場が軟調な推移となるなか、取引後半はこれを横目にリスク回避ムードが優勢となった。ドイツ、フランスいずれもここ低下基調を強めていた長期債利回りが反転する動きとなり、株式の相対的な割安感が弱まったことも上値を押さえる背景となっている。米国株市場では米中貿易摩擦への警戒感が再燃するなか、これを背景に売り圧力が表面化した。ここ上昇トレンドにあったNYダウが4日ぶりに反落したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落し、下落率でダウを上回った。7~9月期決算の内容が事前コンセンサスに届かなかったネットフリックス<NFLX>が10%安と急落するなど、一部の個別企業の決算発表が嫌気され市場センチメントを冷やしたほか、サブプライム自動車ローン会社が経営破綻したことも投資家の不安心理をあおったもようだ。また、トランプ米政権が米国製ソフトウェアを搭載した製品の中国への輸出規制を検討していると報じられ、米中間の対立が先鋭化することへの懸念も売りを誘う格好となった。米株安を受けて東京市場もリスクオフの地合いが予想される。利食い急ぎの動きから日経平均は4万9000円台を割り込む場面が想定されるが、売り一巡後は高市新政権の打ち出す経済政策などへの期待感から下げ渋るケースも考えられる。

 22日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比334ドル33セント安の4万6590ドル41セントと4日ぶり反落。。ナスダック総合株価指数は同213.27ポイント安の2万2740.39だった。

 日程面では、きょうは対外・対内証券売買契約、9月の全国スーパー売上高など。海外では、韓国金融通貨委員会の結果やトルコ金融政策決定会合の結果が発表されるほか、9月の米中古住宅販売件数も開示。なお、タイ市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS


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