28日の株式相場見通し=一進一退か、米株高追い風も目先過熱感は拭えず


 28日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも日経平均は5万円トビ台で頑強な値動きが予想される。前日に1200円を超える大幅高を演じ初の5万円大台乗せを果たしたが、目先過熱感は拭えず、きょうはポジション調整の動きも想定されるところ。しかし、上値は重い可能性があるとはいえ、下値では出遅れた向きの押し目買い意欲が活発でリスク選好ムードが続きそうだ。前日の欧州株市場では高安まちまちながら、独DAXや仏CAC40など主要国の株価指数は堅調さを維持した。米中関係が悪化することへの懸念が足もとで後退したほか、取引後半は米国株市場の上昇を横目に投資家のセンチメントが強気に誘導された。欧州の主要600社で構成されるストックス・ヨーロッパ600指数は3連騰で史上最高値更新が続いている。米株市場では半導体などハイテク株を中心に広範囲に買いが広がり、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも3連騰で最高値更新となった。中国との貿易摩擦が緩和される方向にあることや、引き続きFRBによる利下げ観測が株式市場に追い風となっている。半導体銘柄への買いが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値圏をまい進する状況。また、徐々に本格化する企業の決算発表も事前コンセンサスを上回る内容の銘柄が多く、物色人気を後押しした。恐怖指数とも称されるVIX指数は16を下回る水準まで低下しており、投資マインドの強気傾斜を物語っている。ただ、東京市場では前日に日経平均が米株高に先立って急騰を演じているだけに、朝方は一進一退の展開となる可能性がある。きょう行われる日米首脳会談への思惑や、これに関するニュースフローが全体相場押し上げの原動力となるかどうかが注目される。

 27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比337ドル47セント高の4万7544ドル59セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同432.58ポイント高の2万3637.45だった。

 日程面では、きょうは高市早苗首相とトランプ米大統領による日米首脳会談が行われる。また、基調的なインフレ率を捕捉するための指標が日銀から開示される。海外では7~9月期韓国国内総生産(GDP)、8月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、10月の米消費者信頼感指数、8月のFHFA全米住宅価格指数など。

出所:MINKABU PRESS


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