外為サマリー:一時151円70銭台に軟化、前日の日米財務相会談での米側の声明公表で


 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=151円91銭前後と前日午後5時時点に比べ1円11銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=177円18銭前後と同62銭程度のユーロ安・円高で推移している。

 前日のニューヨーク市場で米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが入った。28日午前は日本の輸出企業によるドル売り・円買い観測も広がり、ドル円相場を押し下げた。この日は高市早苗首相とトランプ米大統領が首脳会談に臨んだが、為替相場の反応は限られた。一方、米財務省が前日の日米首脳会談に関する声明文を発表。会談のなかでベッセント米財務長官が、アベノミクスの導入から12年が経ち、状況は大きく変化していることから、期待インフレの安定化と為替レートの過度な変動を抑制するうえで、健全な金融政策の策定とコミュニケーションが重要な役割を持つと強調したという。対ドルでの円の更なる下落をベッセント財務長官は容認していないとの見方があって、ドル売り・円買いを後押しする要因となった。ドル円は一時151円70銭台まで下落した。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1664ドル前後と同0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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