午前:債券サマリー 先物は反落、ベッセント米財務長官のSNS投稿が重荷


 29日午前の債券市場で先物中心限月12月限は反落した。この日、ベッセント米財務長官がSNSを通じ、日本政府が日銀に金融政策の余地を与える意欲は、インフレ期待の安定化と為替レートの過度な変動を回避する鍵となるだろう、との認識を示した。10月の日銀の金融政策決定会合では政策の現状維持がコンセンサスとなっているが、12月会合での利上げの可能性が意識され、円債売りを促した。

 前日のニューヨーク市場で、米長期金利は小幅に低下(債券価格は上昇)し、3.97%で終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を29日に控えており、様子見姿勢が強かった。東京市場では日経平均株価が29日、上昇幅が一時1000円を超え、5万1000円台に乗せた。株高も円債相場には重荷となった。

 先物12月限は前営業日比16銭安の136円06銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高の1.650%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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