アドテストが急反騰、26年3月期業績予想の上方修正と自社株買い発表を好感


 アドバンテスト<6857.T>が急反騰し実質上場来高値を更新している。28日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を8350億円から9500億円(前期比21.8%増)へ、営業利益を3000億円から3740億円(同63.9%増)へ、純利益を2215億円から2750億円(同70.6%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた中間配当予想を29円(前年同期19円)としたことが好感されている。

 AI関連向け半導体の更なる複雑化や性能向上及び生産数量の増加などを背景に、高性能半導体向けテスタ需要の拡大が続く見通し。なお、9月中間期決算は、売上高5267億3300万円(前年同期比60.0%増)、営業利益2324億3500万円(同2.5倍)、純利益1698億1300万円(同2.4倍)だった。

 同時に、上限を1800万株(自己株式を除く発行済み株数の2.47%)、または1500億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は11月4日から来年10月28日までで、株主還元と資本効率の向上を目的としている。

 また、27年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を売上高で5600億~7000億円から8350億~9300億円へ、営業利益率で22~28%から33~36%へそれぞれ引き上げた。HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)/AI半導体の試験ソリューションに対する力強い需要が継続し、策定時に掲げた目標を超過する可能性が高まったことが要因としている。

出所:MINKABU PRESS


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