<動意株・30日>(前引け)=ETS・G、日本アビオ、Genky


 ETSグループ<253A.T>=続急伸。元来急騰習性を持つ銘柄だが、8月8日に1397円の年初来高値をつけてからは調整局面に移行し、8月下旬以降は1100円近辺をボックス上限とするもみ合いを長く続けていた。ここデータセンター関連株の人気が再燃し電力設備増強の必要性などに改めてスポットが当たったことから、同社株にも満を持して投資マネーが流れ込んでいる。同社は電気設備や送電線工事などを手掛け、電気工事は基礎工事から鉄塔建設、架線構築までワンストップで対応し需要獲得が進んでいる。足もとデータセンター向け特別高圧受変電設備関連などの大型案件が急増しており、今後データセンター建設ラッシュが見込まれるなか、中期的にも受注環境は良好だ。株式需給面では8月急騰時に貸株市場を通じて積み上げられた空売りが一部放置された状態とみられ、その買い戻しも物色人気を助長したようだ。

 日本アビオニクス<6946.T>=物色人気集中でストップ高。防衛・産業用機器メーカーで、レーダー装置などをはじめとする電子機器などは陸・海・空自衛隊向けに納入実績が豊富。信号・画像処理技術を活用した情報システムなどで評価が高く、防衛予算の増加は同社の収益機会の拡大につながる。そうしたなか、29日取引終了後に26年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の32億円から40億円(前期比43%増)に大幅増額修正し、過去最高利益予想を更に大きく上乗せする状況となっている。これがポジティブサプライズとなり、改めて投資資金の攻勢を誘っている。

 Genky DrugStores<9267.T>=大幅反発でストップ高。同社は29日取引終了後、26年6月期第1四半期(6月21日~9月20日)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比28.3%増の29億1600万円となり、上半期計画の52億7000万円に対する進捗率は55.3%となった。売上高は同12.0%増の560億4200万円で着地。客数の増加が売り上げ増につながった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

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出所:MINKABU PRESS


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