30日の株式相場見通し=反落か、米ハイテク株高も前日急騰の反動で売り優勢


 30日の東京株式市場は強弱観対立のなかも、日経平均株価は前日に1000円超の急騰をみせた反動で売りに押される展開か。もっとも前日の上昇分のほぼすべてはストップ高を演じたアドバンテスト<6857.T>1銘柄によってもたらされたもので、きょうも同銘柄の動向が全体相場の値動きを左右することになりそうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちの展開となったが、ドイツの主要株価指数であるDAXが続落、フランスのCAC40も小幅ながら連日で下値を探る動きとなった。欧州の主要600社の株価で攻勢されるストックス・ヨーロッパ600指数もわずかに水準を切り下げている。FOMCの結果発表やパウエルFRB議長の記者会見を控え、これらの内容を見極めたいとの思惑が重荷となった形だ。ただ、英国株市場は相変わらず頑強な値動きでFTSE100は8連騰を記録し連日で史上最高値を更新している。米国株市場ではNYダウが5日ぶりに反落、行き過ぎた利下げ期待が後退し、目先上昇一服となった。注目されたFOMCではFRBが2会合連続で0.25%の利下げを決定し、併せて量的引き締め(QT)についても12月1日に停止することを発表した。しかし、パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、次回12月の会合で利下げを行うかどうかに関しては慎重な発言を行い、これが投資家のセンチメントを冷やした格好だ。個別ではキャタピラー<CAT>が好決算を評価した買いが集中し11%を超える急騰をみせたほか、エヌビディア<NVDA>も3%高と上値追いを続け、時価総額を初めて5兆ドル台に乗せた。なお、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は5連騰で4日連続の最高値更新となった。東京市場では米ハイテク株高は追い風ながら、足もとで個別株の調整ムードが強まっているだけに上値の重さが意識されそうだ。日銀の金融政策決定会合の結果と、植田日銀総裁の記者会見を見極めたいとの思惑も買い手控え要因となる。

 29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比74ドル37セント安の4万7632ドル00セントと5日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同130.98ポイント高の2万3958.47だった。

 日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、日銀金融政策決定会合の結果発表と植田和男日銀総裁の記者会見、9月の建機出荷など。海外では9月のユーロ圏失業率、7~9月期ユーロ圏実質国内総生産(GDP)速報値、ECB理事会の結果発表など。

出所:MINKABU PRESS


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