31日の株式相場見通し=強含みもみ合いか、米ハイテク株安も円安が追い風に


 31日の東京株式市場は売り買い交錯のなか日経平均株価は前日終値近辺でもみ合う展開か。前日は取引時間中にプラス圏とマイナス圏を往来し、結局小高く引けた。足もとで若干気迷いムードが漂っているが、やや強気優勢の地合いとなることが予想される。スピード警戒感から調整色をみせたとしても、下値では出遅れた向きの押し目買いが想定され、下げ幅は限定的なものにとどまりそうだ。前日の欧州株市場では高安まちまちながら、仏CAC40は3日続落となり、独DAXもわずかながら安く引け、こちらも3日続落となった。米国でFOMC後に行われたパウエルFRB議長の記者会見で追加利下げ観測がひと頃より後退したことが、欧州市場でも投資家のセンチメントを冷やす背景となった。もっとも英FTSE100はこの日も頑強な動きで、大引けもわずかならプラス圏をキープし9連騰で史上最高値更新が続いている。米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに軟調だった。ナスダック指数は直近まで5日続伸と最高値街道を走っていたが、この日はハイテクセクターへの売りが目立ち下落率はダウを大きく上回った。決算発表を嫌気されメタ・プラットフォームズ<META>が11%を超える急落となったほか、マイクロソフト<MSFT>も下値を探る展開となり全体相場の足を引っ張った。ただ取引時間中は消費関連や景気敏感株が買われ、ダウは一時400ドル近く上昇する場面もあった。米中首脳会談を経て両国間の緊張が緩和したこともポジティブに作用したもようである。きょうの東京市場では米ハイテク株安は警戒されるものの、押し目買い意欲は活発で下値抵抗力が発揮されそうだ。外国為替市場で急速に円安方向に振れていることも追い風となりやすい。

 30日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比109ドル88セント安の4万7522ドル12セントと続落。ナスダック総合株価指数は同377.33ポイント安の2万3581.14だった。

 日程面では、きょうは9月の失業率、9月の有効求人倍率、10月の都区部消費者物価指数(CPI)、9月の鉱工業生産、9月の商業動態統計、3カ月物国庫短期証券・2年物国債の入札、9月の自動車輸出実績、9月の住宅着工統計など。海外では10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、10月の中国非製造業PMI、7~9月期台湾GDP、7~9月期香港GDP、10月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)、10月の米シカゴ購買部協会景気指数など。なお、フィリピン市場は休場。

出所:MINKABU PRESS


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