外為サマリー:153円台後半で推移、ポジション調整などから上値重い


 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=153円91銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭弱のドル高・円安となっている。

 日銀の植田和男総裁が30日夕の記者会見で追加利上げを急いでいない姿勢を示したことなどを背景に、同日のニューヨーク市場では一時154円45銭と約8カ月ぶりのドル高・円安水準をつけたが、この日の東京市場では一服商状となった。総務省が朝方発表した10月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)の伸び率が前月から拡大したことや、足もとでの円安進行が輸入物価の上昇を通じてインフレを後押しするとの見方もあって日銀の早期利上げが意識されたもよう。片山さつき財務相が為替動向について「かなり一方的な急激な動きがみられている」と発言したことが伝わると、ドル円相場は午前10時20分すぎに153円65銭まで伸び悩んだ。その後は円買い材料に乏しいことから154円00銭台まで持ち直す場面もあったが、週末を控えたポジション調整の動きなどから上値は重く、午後は概ね153円台後半で推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1568ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=178円06銭前後と同20銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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