午後:債券サマリー 先物は反落、日銀利上げ観測と株高で 長期金利1.655%に上昇


 31日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落した。日銀の利上げ観測が台頭するなかで、日経平均株価が1000円を超す上昇となり、5万2000円台に乗せた。投資家のリスク選好ムードが広がり、安全資産とされる国債への売りを促した。

 この日、総務省が発表した10月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.8%上昇となり、市場予想を上回った。これを受け、次回の日銀金融政策決定会合での利上げ観測が強まった。

 財務省は2年債入札を実施した。応札倍率は4.35倍となり、前回(9月30日)の2.81倍を上回った。また、。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は2厘で、前回の2銭9厘から縮小した。強めの結果と受け止められて、中期ゾーンの2年債に対する買い意欲が高まった。一方、5年債と長期債、超長期債は甘く、利回りは上昇した。

 先物12月限は前営業日比17銭安の136円04銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント高い1.655%で推移している。


出所:MINKABU PRESS


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