午前:債券サマリー 先物は続落、米金利上昇を受け売り優勢


 4日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日に米長期金利が4.11%に上昇し、この日の時間外取引でも同水準で推移していることから円債にも売りが出やすかった。

 米長期金利の上昇は米企業による大規模な社債発行による需給の緩みが意識されているほか、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が後退していることが背景。3日には米シカゴ連銀のグールズビー総裁が「現時点では労働市場よりインフレの方を懸念している」と述べたほか、米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は「次回会合での追加利下げの可能性について、予断を持たずにいるべき」との考えを示した。債券先物は米債券安に追随するかたちで朝方に135円86銭まで軟化したあとは下げ渋ったが、朝安の日経平均株価が切り返したことが重荷となり戻りは鈍かった。

 午前11時の先物12月限の終値は、10月31日に比べ15銭安の135円89銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、10月31日に比べて0.020%高い1.675%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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