米外為市場サマリー:154円20銭台で推移、FRB高官のタカ派姿勢がドルを下支え


 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円22銭前後と前週末と比べて20銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=177円66銭前後と同1銭程度のユーロ安・円高とほぼ横ばいだった。

 ドル円相場は米長期金利の上昇を手掛かりに一時154円30銭まで上伸したものの、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月の米製造業景況感指数が市場予想を下回ったことが分かるとドル買いが後退。153円90銭付近まで下押す場面があった。ただ、その後は複数の米連邦準備理事会(FRB)高官が12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げに慎重な姿勢を示したことがドルを下支えし、154円20銭台に持ち直した。なお、米シカゴ連銀のグールズビー総裁は「現時点では労働市場よりインフレの方を懸念している」と述べたほか、米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は「次回会合での追加利下げの可能性について、予断を持たずにいるべき」との考えを示した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1520ドル前後と前週末に比べて0.0020ドル弱のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS


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