午後:債券サマリー 先物は続落、午後に株下げ渋る 長期金利横ばいの1.680%


 7日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。朝方は買いが優勢となったが、日経平均株価が午後に下げ渋ると先物は軟化した。国内での財政拡張策を巡る思惑は円債相場には重荷となった。

 高市早苗首相が衆院予算委員会で、基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標に関し、単年度ごとの達成状況を確認する形から、数年単位でバランスを確認する形に転換する意向を表明した。積極的な財政出動を想起させる首相の答弁が伝わると、先物12月限はやや下げ幅を拡大する場面があった。

 この日はロイター通信が「財務省が年末に定める国債発行計画で、次年度分の年限債発行額を示した上で、半期ごとの点検方針を示す案が浮上していることが7日、分かった」と報じた。また、財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)は応札倍率が3.25倍となり、前回(10月17日)の3.36倍を下回った。ともに円債相場の反応は限られた。

 前日のニューヨーク市場で長期債相場が上昇(金利は低下)したことは、円債相場の支援材料となった。7日の日経平均は一時1000円を超す下げとなったが、午後に下げ渋った。株安一服を受け、債券の買い持ち高を圧縮する目的の売りが出て、先物の上値を圧迫する要因となった。

 先物12月限は前営業日比3銭安の135円86銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.680%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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