タムラは後場急騰、データセンター関連製品の需要が伸び通期営業益予想を引き上げ


 タムラ製作所<6768.T>は後場急騰している。上昇率が14%を超える場面もあった。10日午後1時ごろ、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を引き上げた。売上高予想は前回予想の1120億円から1200億円(前期比5.2%増)、営業利益予想は46億円から50億円(同3.8%減)としており、業績見通しの改善を好感した買いを引き寄せている。特に北米でAIの広がりを背景とし、電源分配ユニット(PDU)や無停電電源装置(UPS)向け大型トランス・リアクタを中心としたデータセンター関連製品の需要が大きく伸びた。

 なお、最終利益予想は据え置き。持ち分法適用関連会社である合肥博微田村電気の株式を合弁先に譲渡する予定であり、9月中間期に特別損失として関係会社整理損失引当金繰入額12億円を計上した。9月中間期の売上高は581億8900万円(前年同期比10.9%増)、営業利益が28億8400万円(同73.7%増)、最終利益が3億1900万円(同66.1%減)だった。

出所:MINKABU PRESS


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