11日の株式相場見通し=続伸、欧米株全面高を受け上値指向に


 11日の東京株式市場は強弱観対立のなかも主力銘柄を中心に頑強な値動きを維持し、日経平均株価は続伸する公算が大きい。ここボラティリティの高い展開が続いているが、きょうは比較的狭いゾーンでの値動きとなることが予想され、5万1000円台前半での推移となりそうだ。前日の欧州株市場はほぼ全面高商状に買われ、ドイツの主要株価指数であるDAXが1.7%高と3日ぶりに大幅反発、仏CAC40や英FTSE100も同じく3日ぶりに1%を超える上昇で切り返している。ドイツでは投資判断引き上げを好感したコメルツ銀行が大きく買われたのをはじめ、金融セクターへの投資資金流入が顕著で市場センチメント改善に貢献した。一方、米国株市場では、過去最長期間に及んでいる政府機関の一部閉鎖が早晩解除される方向にあるとの見方が強まったことで、これを好感する買いがハイテク株や景気敏感株など幅広い銘柄に入った。NYダウは続伸、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発となった。個別ではAI半導体大手のエヌビディア<NVDA>が値を飛ばした。前週末に同社が台湾の半導体受託生産大手TSMC<TSM>に増産を依頼したとの報道が材料視されたもので、これを受けて半導体関連株全般も総じて買い戻される展開となっている。東京市場では前日に日経平均が600円を超える上昇で切り返し、5万1000円台回復を目前に捉えたが、きょうも欧米株高を引き継ぎ強気優勢の地合いが想定される。ただ、米政府機関閉鎖について解除されるメドが立ったことは前日の東京市場である程度織り込まれていたこともあって、その分だけ上値は重くなりそうだ。個別ではソフトバンクグループ<9984.T>やソニーグループ<6758.T>などの決算発表にマーケットの視線が集まりやすく、特に日経平均への影響力が大きいソフトバンクGの株価動向が注目される。

 10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比381ドル53セント高の4万7368ドル63セントと続伸。 ナスダック総合株価指数は同522.63ポイント高の2万3527.17だった。

 日程面では、きょうは10月の対外・対内証券売買契約、9月の国際収支、10月上中旬の貿易統計、10月の貸出預金動向、10月の景気ウォッチャー調査など。海外では10月の英失業率、11月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測調査など。

出所:MINKABU PRESS


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