ミマキエンジが後場急落、製品の競争激化などで今期は一転営業減益の見通し


 ミマキエンジニアリング<6638.T>は後場に急落している。11日午前11時30分ごろ、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を下方修正した。売上高予想を前回予想の886億円から825億円(前期比1.7%減)、営業利益予想を92億円から85億円(同6.7%減)、最終利益予想を59億円から55億円(同10.7%減)に引き下げた。営業利益は増益予想から一転して減益を見込んでおり、嫌気した売りがかさんでいる。TA(テキスタイル・アパレル)市場向けにおけるDTF(ダイレクト・トゥ・フィルム)モデルの競争激化や新製品の上市について来期への期ずれが発生する見通しになったことを織り込んだ。なお、前提となる想定為替レートを見直しており、10月以降は1ドル=144円(期首の想定は135円)とした。

 9月中間期は売上高が393億7900万円(前年同期比3.8%減)、営業利益が39億9000万円(同15.1%減)、最終利益が27億5300万円(同15.3%減)だった。IP(インダストリアルプロダクツ)市場向けにおいて新製品の端境期に当たるプリンター本体で小型FB(フラットベッド)モデルが落ち込んだほか、TA市場のDTFモデルが競争激化に伴い大幅な減収となった。

出所:MINKABU PRESS


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