<動意株・11日>(前引け)=ブラザー、エスケーエレ、アイスタイル


 ブラザー工業<6448.T>=もみ合い上放れる。ここ2600円台でのもみ合いが続いていたが、目先は5日移動平均線を足場に上放れる動きを明示している。10日取引終了後、26年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の550億円から630億円(前期比15%増)に大幅増額した。これに伴い同利益は4期ぶりの過去最高益更新となる見通しだ。トップラインが会社側の想定を上回って好調に推移するなか、外国為替市場での円安進行によるメリットが生じていることが背景。同日に、独工業用ミシン開発・販売会社のコンラート・ブッシュから自動車部品向け事業を譲受することも開示しており、業容拡大に向けた期待も株高を後押ししている。

 エスケーエレクトロニクス<6677.T>=大幅高で年初来高値更新。同社は10日取引終了後、26年9月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比19.4%増の46億円としていることや、期末一括配当計画を前期比22円増配の152円としていることが好感されているようだ。売上高は同4.5%増の305億円を見込む。有機ELパネル用フォトマスクは、パネルメーカーから高精度・高精細な技術への期待が更に高まり、新たな第8世代有機ELパネル工場向け需要が増加するとみている。

 アイスタイル<3660.T>=マド開け急伸、底値離脱の動き。10日の取引終了後に発表した第1四半期(7~9月)連結決算が、売上高184億4200万円(前年同期比22.6%増)、営業利益10億3900万円(同36.4%増)と大幅営業増益となった。化粧品ECサイト「@cosme SHOPPING」や化粧品専門店「@cosme STORE」などを展開するリテール事業で、名古屋新店を含む旗艦店やECの伸長により増収・増益を継続したことに加えて、美容総合サイト「@cosme」を基盤に化粧品ブランド向けの広告ソリューションを手掛けるマーケティング支援事業がリテール事業とのシナジーで更に成長したことが牽引。香港旗艦店「@cosme HONG KONG」のオープン前費用があったものの、これを吸収して大幅増益となった。なお、26年6月期通期業績予想は、売上高830億円(前期比20.7%増)、営業利益38億円(同20.1%増)の従来見通しを据え置いている。

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出所:MINKABU PRESS


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