ユニチカが急伸、未定としていた26年3月期は経常利益28%増を計画


 ユニチカ<3103.T>が急伸。同社は11日午前11時、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。これまで未定としていた経常利益予想は60億円(前期比27.8%増)とした。9月中間期の経常増益が大幅な増益となったことも相まって、材料視されたようだ。

 未定としていた通期の売上高予想は1100億円(同13.0%減)とした。最終損益予想は引き続き未定とした。これまで合理的な業績予想の算定は困難としていたが、事業撤退の範囲と時期に関する見通しが明らかになりつつあることを踏まえ、今回算定した。高分子事業を中心に各分野・用途の市況が回復するほか、コストダウン施策や価格改定効果も出る。9月中間期の売上高は621億4700万円(前年同期比1.0%増)、経常利益は同4.2倍の48億2800万円、最終損益は34億8700万円の赤字(前年同期は98億4200万円の赤字)だった。9月末時点の自己資本比率は18.4%(3月末時点は10.4%)となっている。

出所:MINKABU PRESS


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