午後:債券サマリー 先物は小幅続落、株安がサポート要因となるも買い続かず


 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続落。株安を背景としたリスクオフの流れがサポート要因となったが、高市早苗首相と植田和男日銀総裁の会談を控えて上値を追う勢いは乏しかった。

 片山さつき財務相が16日に経済対策の規模について「17兆円よりも大きくなる」と述べたほか、内閣府が17日に発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値が年率1.8%減と高市政権が主張する積極的な財政出動を促す内容だったことから財政拡張と国債増発への懸念が再燃している。また、足もとでの円安進行が輸入物価の上昇を通じて国内のインフレ圧力になりかねないとの見方もあり、債券先物は朝方に一時135円52銭まで軟化した。午後に入って日経平均株価が下げ幅を1600円超に広げると債券先物はリスク回避的な動きから135円76銭に強含む場面もあったが、あす財務省が実施する20年債入札への警戒感から買いは続かず。きょうの午後3時半から行われる高市首相と植田総裁の会談で、日銀の金融政策正常化の方向性が議題にあがる可能性があることも上値の重さにつながったようだ。

 先物12月限の終値は、前日比1銭安の135円71銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.755%と約17年半ぶりの高水準をつけ、午後3時時点では前日に比べて0.020%高い1.745%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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