午前:債券サマリー 先物は大幅続落、財政懸念で長期金利一時1.770%に上昇


 19日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅続落した。高市政権での経済対策が財政悪化リスクを高めるとの見方が広がるなか、この日実施される20年債入札の結果に対する警戒感が強まった。

 財務省は同日朝、20年債の入札実施を通知した。発行予定額8000憶円程度でクーポンは2.7%。財政悪化リスクが意識され超長期債が売られやすい地合いにあり、応札を手控える姿勢が広がることが懸念されている。高市首相は18日、日銀の植田和男総裁と会談した。首相側から利上げを強くけん制するような姿勢はみられず、マーケットにおいて日銀が早期に利上げに踏み切るとの観測を後押しし、債券相場には重荷となった。

 前日のニューヨーク市場では長期債相場は上昇(金利は低下)した。米ADPが18日に公表した1日までの4週間の米民間企業の雇用者数は週平均で2500人減少した。労働市場の軟化により米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るとの観測が広がり、米国債への選好姿勢が強まった。

 先物12月限は前営業日比21銭安の135円50銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.020ポイント高い1.765%で推移。一時1.770%まで上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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