明日の為替相場見通し=円の落ち着きどころを見極めへ


 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、急落している円の落ち着きどころを探る展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=156円90銭~158円10銭。

 高市早苗政権は21日にも物価高対策を含む20兆円超の総合経済対策を閣議決定する見通しで、拡張的な財政政策で日本の財政が悪化するとの見方から円が売られやすい。また、19日夕に行われた片山さつき財務相と日銀の植田和男総裁、城内実経済財政担当相の3者会談で、為替に関する具体的な話が出なかったことも円相場を下押ししている。ただ、日本政府・日銀による為替介入が意識されるほか、3連休を控えて持ち高調整の円買いが入る可能性がある。

 一方で、19日に公表された10月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、多くの参加者が政策金利を少なくとも年末まで据え置くと見通していたことが明らかになり、米追加利下げ観測が後退していることが足もとでのドル買い要因。また、米労働省労働統計局(BLS)が19日に10月の雇用統計は公表しないと発表し、米連邦準備理事会(FRB)が利下げの是非を判断することが難しくなるとの見方も米利下げ観測の後退につながっている。今晩には9月の米雇用統計が発表される見通しだが、相場の反応は限定的となりそうだ。

 なお、今晩には11月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、10月の米中古住宅販売件数、クックFRB理事の講演などが予定されている。

出所:MINKABU PRESS


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