21日の株式相場見通し=大幅反落、米株波乱含みで再びリスクオフに


 21日の東京株式市場は前日からは地合いが一変し、再びリスク回避ムードの強い相場となりそうだ。日経平均株価は4万9000円台を割り込むような荒い値動きとなる可能性がある。前日は中国株市場を除きアジア株市場が総じて強い動きで、特にハイテク系の買い戻しが顕著だったが、その流れを欧州時間も引き継ぎドイツやフランスなどをはじめ主要国の株価はほぼ全面高に買われた。欧州でも米半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算内容にマーケットの視線が集中しており、好決算発表を受けて半導体セクターや防衛関連銘柄への買いが目立った。ただ、取引終盤は総じて上げ幅を縮小している。米国株市場ではエヌビディア決算を好感して朝方はリスクオン一色に染まり、NYダウは一時700ドル以上上昇する場面があったが、その後は急速に値を消し午後の取引でマイナス圏に沈んだ。これはエヌビディアが朝高後に値を崩したことで投資家のセンチメントが低下し、AI関連株などを中心に利食い急ぎの動きが顕在化したことによるもの。また、ビットコインが再び下落していることも嫌気され、相対的にナスダック総合株価指数の振幅が激しく波乱の様相となった。なお、この日の朝方発表された9月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比で11万9000人の増加と事前コンセンサスを上回ったが、失業率が予想を上回るなど強弱まちまちだった。12月のFOMCでの利下げについては依然として判断がつきにくい状況にあることも買いを手控えさせる背景となっている。米株市場が波乱含みの値動きとなったことで、東京市場も先物主導で荒れた値動きとなることが想定される。外国為替市場では一段と円安が進行しているものの、長期金利の上昇とともに日本からのキャピタルフライトを想起させ、ネガティブに捉えられ始めていることも気がかりだ。

 20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比386ドル51セント安の4万5752ドル26セントと反落。ナスダック総合株価指数は同486.19ポイント安の2万2078.04だった。

 日程面では、きょうは朝方取引開始前に発表される10月の全国消費者物価指数(CPI)、10月の食品スーパー売上高など。海外では10月の英小売り売上高、11月の英PMI、11月の仏PMI、11月の独PMI、11月のユーロ圏PMI、11月の米PMI(いずれもS&Pグローバル調査・速報値)、11月のミシガン大学消費者態度指数(確報値)など。

出所:MINKABU PRESS


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