商船三井など海運株に資金流入の兆し、海運大手3社と三菱重などが連携し次世代船開発へ◇


 商船三井<9104.T>が堅調な値動きを示している。27日付の日本経済新聞が、海運大手3社が次世代船開発で造船大手と連携することを報じており、具体的には今治造船と三菱重工業<7011.T>が共同出資する船の設計会社に3社が資本参加することが伝えられ、これが株価の刺激材料となっている。日本の造船業界は中国や韓国の後塵を拝している状況にあるが、高市政権が重点投資対象に掲げる17の戦略分野に造船がリストアップされるなど、国内造船産業の再興に向けた動きが国策として推し進められる方向にある。今回の協業はその流れにも乗る動きで投資資金を波状的に誘導する可能性がある。海運株は低PER・低PBR・高配当利回りと3拍子揃ったバリュー株の宝庫でもあり、足もとのバリューシフトの流れにも乗っている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています

出所:MINKABU PRESS


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