1日の株式相場見通し=売り買い交錯、5万円近辺で強含みもみ合いか


 1日の東京株式市場は売り買い交錯のなか、日経平均株価は5万円トビ台でもみ合う展開が想定される。前週末の欧州株市場は高安まちまちだったが、独DAXや仏CAC40など主要国の株価指数は揃って上昇した。欧州株市場全体の株価動向を表すストックス・ヨーロッパ600は5連騰と戻り足が鮮明、テクニカル的にも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫っている。感謝祭の祝日明けとなった米国株市場が堅調な値動きを示したことを横目に投資家心理が強気に傾いている。ドイツでは半導体大手インフィニオンテクノロジーが連日強い動きを示し、全体相場に貢献した。一方、この日は短縮取引となった米株市場でも全体売買代金は盛り上がりを欠いたとはいえ、景気敏感株からハイテク株まで幅広く買いが流入し、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに5連騰と上げ足が強く、強気相場に陰りはみられない。12月9~10日の日程で開催されるFOMCで利下げ観測が高まるなか、金融緩和に伴う株式の相対的な割安感が強まることへの期待が拠りどころとなっている。28日のブラックフライデーを皮切りにスタートした年末商戦は好調な出足が観測されており、これが投資家のセンチメントにポジティブに作用している。個別にエヌビディア<NVDA>が下落したものの、その他の半導体関連株には買い意欲が衰えず、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5日続伸した。東京市場では前週末の米株高を受けてリスク選好ムードが維持されそうだが、5万円トビ台は戻り売り圧力も意識され上値は重い可能性がある。きょうは植田和男日銀総裁に発言機会があり、この内容にマーケットの関心が向かいそうだ。為替動向に影響が及ぶようであれば、株式市場でも主力ハイテク株などの動向に作用するケースも考えられる。

 28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比289ドル30セント高の4万7716ドル42セントと5日続伸。ナスダック総合株価指数は同150.99ポイント高の2万3365.68だった。

 日程面では、きょうは7~9月期の法人企業統計調査、植田日銀総裁が名古屋市の金融経済懇談会で挨拶を行い、午後に記者会見が予定されている。11月の新車販売、11月の軽自動車販売など。海外では11月のレーティングドッグ中国製造業PMI、11月のISM製造業景況感指数など。なお、パウエルFRB議長の講演も予定されている。

出所:MINKABU PRESS


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