<動意株・3日>(前引け)=ジーデップ、T-BASE、ブルーミーム


 ジーデップ・アドバンス<5885.T>=切り返し急。前日に大陰線を引いたものの、きょうは仕切り直しの買いが株価を押し上げ、前日の下げ分を上回る上昇を示している。ファナック<6954.T>が米半導体大手エヌビディア<NVDA>と協業し、人工知能(AI)とロボットを融合させ自律的に作動させる「フィジカルAI」分野に積極展開する姿勢を示していることで、その流れに乗る銘柄としてジーデップに注目する動きがあるようだ。同社はAI領域のハード・ソフトの開発・販売を手掛けるが、エヌビディアのエリートパートナー認定企業でもあり、今年8月下旬にはエヌビディア製最先端GPU搭載サーバーの提供を開始している。また、国内ではマクニカホールディングス<3132.T>と協業でAIロボットの開発支援パッケージ提供しており、これがフィジカルAI開発向けで需要を捉える公算がある。26年5月期は営業利益段階で前期比11%増の9億3400万円予想と2ケタ成長で連続の過去最高更新を見込んでいる。

 TOKYO BASE<3415.T>=400円近辺のもみ合いを一気に上放れる展開。日本ブランドにこだわったアパレルのセレクトショップを運営、ファッション性の高い若年層をターゲットとした「STUDIOUS」を主力に需要獲得を進めている。2日取引終了後に発表した月次売上高速報で、11月の既存店売り上げは前年同月比15.5%増と好調が続いている。10月の既存店売り上げも16.1%増と2ケタ伸長を示していたほか、8~10月期累計ベースでも13.7%増と高い伸びを維持していたことから、見直しムードに拍車をかけている。

 BlueMeme<4069.T>=4日ぶり大幅反発。同社は独自技術を使った次世代システム開発企業で、アジャイル手法とローコード技術を標榜し、これに人工知能(AI)を融合させた受託開発を展開している。2日取引終了後、九州大学との共同研究で開発した量子AIを活用したゲノム解析技術「QTFPred」を開発し、その研究成果が国際学術誌「Briefings in Bioinformatics」に掲載されたことを発表した。これを材料視する形で投資資金が流入している。同社の株価は前日まで3日続落で一時約4カ月ぶりに1300円台を割り込んだが、株価が底値圏に沈んでいたことから、値ごろ感に着目した買いも誘引している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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