多摩川HDが急反落、第三者割当による新株予約権発行で潜在的な希薄化リスク警戒


 多摩川ホールディングス<6838.T>は急反落している。4日の取引終了後、第15~17回新株予約権を発行し、英カンター・フィッツジェラルド・ヨーロッパに割り当てると発表した。新株予約権が全て行使された場合に交付される総株式数は162万6700株で、9月30日時点の議決権総数に対する比率は24.97%に相当しており、潜在的な希薄化リスクを警戒した売りが膨らんでいる。多摩川HDは手取り概算で約13億2843万円を調達し、国内再生可能エネルギー開発に関するプロジェクトへの投資や電子・通信用機器事業における工場増設資金などに使用する。

 同時に25年10月期通期業績について、売上高が前回予想の55億1500万円から55億8700万円、営業利益が2億2000万円から2億5000万円~2億7800万円、最終利益が2億4800万円から2億4000万円~2億6800万円で着地したようだと開示した。前の期は7カ月の変則決算だった。また、中期経営経計画を公表。最終年度の30年10月期に売上高111億5400万円、営業利益14億1900万円、最終利益9億2500万円とする目標を掲げた。

出所:MINKABU PRESS


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