午前:債券サマリー 先物小反発、直近大幅安で自律反発 長期金利一時1.940%に上昇


 5日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発した。直近で急ピッチな下げをみせていたとあって、自律反発の動きとなった。一方で日銀の金融政策を巡り、ターミナルレート(利上げの最終到達点)が切り上がるとの観測もあって、朝方は下値を探る動きをみせた。

 日銀が18~19日に開く金融政策決定会合において、政策金利を0.75%に引き上げるとの見方が優勢となっている。時事通信は5日、「日銀が、景気を刺激も抑制もしない『中立金利』の水準について、点検作業を進めていることが4日、分かった」と報じた。現在は1.5~2.5%の間と推計している中立金利に関し、点検で上方修正されれば、利上げ局面で日銀が最終的な到達のメドとなる金利水準はより高まる形になる、と伝えている。ターミナルレートの切り上がりにより、日銀が来年の金融政策決定会合においても利上げに踏み切る可能性が意識されるようになり、円債相場の重荷となっている。

 前日のニューヨーク市場で米長期金利は4.10%に上昇(債券価格は下落)した。週間の新規失業保険申請件数が減少したことを受け、債券の買い持ち高を圧縮する目的の売りが出た。

 先物12月限は前営業日比2銭高の134円13銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.935%で推移。一時1.940%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS


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