東京株式(大引け)=73円高、米半導体株高に追随し続伸も上値は重い展開


 9日の東京株式市場は強弱観対立のなか、方向感の見えにくい地合いとなったが、日経平均は小幅ながら上昇して取引を終えている。

 大引けの日経平均株価は前営業日比73円16銭高の5万0655円10銭と続伸。プライム市場の売買高概算は20億4509万株、売買代金概算は4兆8935億円。値上がり銘柄数は567、対して値下がり銘柄数は971、変わらずは70銘柄だった。

 きょうの東京市場は様子見ムードが強く、持ち高調整の売りが広範囲の銘柄に及んだが、指数寄与度の高い値がさ株などが買われ全体を支えた。前日の米国株市場ではFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、NYダウなど主要株価指数は安かったものの、半導体関連は強い動きを示す銘柄が多く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続伸で史上最高値を更新した。これを受けて東京市場でも半導体主力株の一角に買いが入り、日経平均の上昇に貢献した。もっとも、今週末にメジャーSQ算出を控え、先物を絡めた売り圧力で日経平均はマイナス圏で推移する場面もあるなど、上値は重かった。なお、TOPIXもきょうはわずかながらプラス圏で着地したが、個別株は値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が400以上も上回っており、全体の60%強が下落している。

 個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984.T>が小幅ながら上昇、商い上位のレーザーテック<6920.T>やディスコ<6146.T>は大きく買い優勢に傾いた。三菱重工業<7011.T>も堅調。ファナック<6954.T>が高く、川崎重工業<7012.T>も上昇した。安川電機<6506.T>が物色され、イビデン<4062.T>も値を上げた。KLab<3656.T>が値上がり率トップとなり、学情<2301.T>が急騰、萩原工業<7856.T>も大幅高。コニカミノルタ<4902.T>が大きく買われ、塩野義製薬<4507.T>、新日本科学<2395.T>、日本新薬<4516.T>などの上げ足も目立っている。ツガミ<6101.T>も買い人気を集めた。

 半面、キオクシアホールディングス<285A.T>が利食われ、サンリオ<8136.T>も売りに押された。任天堂<7974.T>が値を下げ、三井海洋開発<6269.T>も軟調。ファーストリテイリング<9983.T>も冴えない。JX金属<5016.T>も下値を探った。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>が急落、井関農機<6310.T>も大幅安。UACJ<5741.T>、グッドコムアセット<3475.T>の下げも目を引いた。TOKYO BASE<3415.T>も利益確定の動きが表面化した。

出所:MINKABU PRESS


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