東京株式(大引け)=52円安、FOMC前で様子見ムードも先物主導で荒い値動き


 10日の東京株式市場は時価総額上位の主力株に安い銘柄が目立ち、日経平均は反落。取引時間中は上下に荒い値動きとなったが、大引けは小幅安にとどまった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比52円30銭安の5万0602円80銭と3日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は22億4943万株、売買代金概算は5兆6697億円。値上がり銘柄数は992、対して値下がり銘柄数は562、変わらずは53銘柄だった。

 きょうの東京市場は引き続き先物主導で方向感の見えにくい地合いとなった。前日の米国株市場ではNYダウが軟調だったものの、ナスダック総合株価指数が反発に転じたことで、朝方に日経平均は大きく上値を追った。しかしほどなくして頭打ちとなり、一転して急速に値を消す展開に。日本時間あす未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、思惑が錯綜した。FRBによる利下げはほぼ確実視されているものの、来年以降の米金融政策が想定よりもタカ派的となるのではないかという警戒感がくすぶっている。日経平均は不安定な値動きに終始したが、これは週末のメジャーSQをにらんだ海外筋による先物への売り買いが影響した面も大きい。半導体関連の大型株は軒並み下落したが、中小型の材料株には強い動きをみせるものも目立っており、値上がり銘柄数は全体の62%を占めた。

 個別では、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、売買代金2位に入ったキオクシアホールディングス<285A.T>の下げも目立つ。ディスコ<6146.T>、レーザーテック<6920.T>が売られ、アドバンテスト<6857.T>もマイナス圏で引けた。サンリオ<8136.T>の下値模索も続いている。任天堂<7974.T>が売りに押され、ソニーグループ<6758.T>も下落した。三井E&S<7003.T>が値下がり率トップに売られ、東京計器<7721.T>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>なども大幅安。このほか低位のポールトゥウィンホールディングス<3657.T>が大きく売られた。

 半面、川崎重工業<7012.T>が堅調。三井金属<5706.T>が物色人気を集め、キーエンス<6861.T>の上昇も目を引いた。ファーストリテイリング<9983.T>も頑強な値動き。ソラスト<6197.T>、JCU<4975.T>が急騰しいずれもストップ高に買われた。CIJ<4826.T>が大幅高、T-BASEが値を飛ばし、DOWAホールディングス<5714.T>も大きく水準を切り上げた。北海道電力<9509.T>も商いを急増させ大きく切り返した。

出所:MINKABU PRESS


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