来週の為替相場見通し=円の下落基調続くか


 来週のドル円相場は、日本の財政悪化懸念を背景とした円売りが続くかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=153円50銭~158円00銭。

 日銀は18~19日の日程で金融政策決定会合を開くが、市場では0.25%の利上げを織り込み済み。植田和男総裁が記者会見で利上げ継続姿勢を示さなければ、材料出尽くしで円が売られやすくなるだろう。また、政策金利の最終到達点(ターミナルレート)が中立金利のどのあたりまで目指しているのかを見極めることになりそうで、現在は1.5~2.5%の間と推計される中立金利が上がり、政策金利を上回る状態が続く場合は金融環境がまだ緩和的だということを意味するため、利上げ余地が拡大することから円高材料となる。

 一方、9~10日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが決まった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は記者会見で「新たな金利・経済見通しに基づくと、次の動きが利上げになる可能性は低い」と発言し、米金利の先高観が後退していることからドル売りが入りやすい。注目は16日発表の米11月雇用統計や18日発表の米11月消費者物価指数(CPI)で、インフレ圧力の根強さが示されるようだとドル買い要因となるだろう。

 なお、このほか来週に米国で発表される主な経済指標は、15日に12月のNAHB住宅市場指数、16日に12月の購買担当者景気指数(PMI)速報値、18日に前週分の新規失業保険申請件数、19日に11月の中古住宅販売件数と12月のミシガン大学消費者態度指数・確報値など。国内では15日に12月の日銀短観、17日に11月の貿易統計と10月の機械受注、19日に11月の全国CPIが公表される。

出所:MINKABU PRESS


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