午前:債券サマリー 先物は小幅続落、朝高後に値を消す 長期金利1.945%と横ばい


 15日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は小幅続落。朝高後に値を消す展開だった。株安を受けて安全資産となる国債に資金をシフトさせる流れとなったが、模様眺めのムードは強く、戻り売りに押されて軟化した。

 前週末12日夕方に財務省が開いた国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)会合の内容が伝わった。来年度の国債発行計画について超長期債に対し減額を望む意見があった一方で、10年債以下の年限は2年債を中心として増額が可能であるとの声が出たという。長期債の需給を巡る過度な不安が和らいだことは、円債相場全体には支援材料となったもよう。一方、前週末の米債券市場で長期金利は上昇(債券価格は下落)するなど、週明け15日の円債市場は強弱材料が交錯する格好となった。

 日銀は15日、12月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス15となり、市場予想と同水準。円債市場の反応は限られた。この日は日経平均株価が一時700円を超す下げとなったが、5万円の大台割れに至らず下げ渋った。株安の一服は、債券先物の戻り売りを促す要因となったとみられる。

 先物は前営業日比1銭安の133円37銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.945%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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