<動意株・17日>(大引け)=山一電機、住友鉱、キャピタルAなど


 山一電機<6941.T>=切り返し急。11月11日に6520円の上場来高値を上ヒゲで形成した後、高値圏で売り物をこなしていたが、今週に入って米ハイテク株安の流れに飲まれ25日移動平均線からの下放れが警戒されていた。しかし、足もとで押し目買いの動きと貸株市場を経由した空売り筋のショートカバーが共鳴して動きを一変させている。ICソケットやコネクターなどの電子機器向けデバイスの専業メーカーで世界トップシェア企業として注目されている。最近はAIデータセンター向けの需要が収益に大きく貢献しているほか、フィジカルAIブームのなかロボット向けコネクターで特需を捉える可能性がある。25年4~9月期は営業利益が前年同期比6%減の64億1800万円だったが、これは計画ラインを4億円弱上回っての着地となっている。通期の営業利益見通しについても従来予想から8億円上乗せした93億円(前期比13%増)に上方修正したが保守的で、一段の上振れも視野に入る。株主還元にも前向きな姿勢を明示、配当性向30%を標榜するなか、今期は前期実績に16円上乗せの105円を計画している点も注目される。

 住友金属鉱山<5713.T>=3日ぶりに急反発で新値街道復帰にらむ。大和証券は16日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は3400円から6500円に見直した。同社株を金鉱株として期待しており、銅価格上昇も追い風とみている。同証券では、銅・金価格上昇を勘案して利益予想を上方修正した。AI関連株の高いバリュエーションへの警戒感が強い局面では、金鉱株である同社を安全資産かつバリュー株として注目する流れが強まる可能性が高い、とみている。

 キャピタル・アセット・プランニング<3965.T>=8日続伸。16日の取引終了後に26年9月期の連結業績予想について、最終利益を3億9000万円から4億1000万円(前期比2.2%増)へ上方修正し減益予想から一転して最終増益予想としており、好材料視されている。生成AIアプリケーション開発などのための調査研究費に対して、試験研究費に係る法人税額控除制度が適用される見込みとなったことが要因。なお、売上高103億円(前期比6.3%増)、営業利益6億3000万円(同18.7%増)は従来見通しを据え置いている。

 エムケー精工<5906.T>=ストップ高。大陽線でもみ合いを上放れ、7月末につけた年初来高値577円を払拭、約4カ月半ぶりに新値街道に突入した。ガソリンスタンド向け洗車機や道路情報表示装置、低温貯蔵庫などメカトロ技術を駆使した商品を手掛ける。持ち前の技術力を横軸展開し、食品用充填機と協働ロボットをパッケージ化した製品の開発に成功、職人技レベルの繊細な作業を自動的に行うことを可能とした。26年3月期は2ケタ減益予想にあるが、株価的には織り込み済みで27年3月期の回復を先取りした買いが観測。PER6倍台でPBRは解散価値の半値水準を示す0.5倍前後とバリュエーション面での割安さにも視線が向いているようだ。

 ERIホールディングス<6083.T>=ストップ高。16日の取引終了後に26年5月期の連結業績予想について、売上高を227億円から240億円(前期比21.4%増)へ、営業利益を28億円から45億円(同2.2倍)へ、純利益を17億円から28億円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各35円の年70円から中間・期末各55円の年110円(前期実績60円)へ引き上げたことが好感されている。脱炭素社会の実現に向けた法制度の改正が25年4月に施行されたことに伴う省エネ・構造関連の審査業務の拡大に加えて、M&Aによる事業領域の拡大が順調に進捗していることが要因としている。

 東京精密<7729.T>=5日ぶりに反発。同社とアドバンテスト<6857.T>は16日の取引終了後、半導体製造工程においてウエハー上の個々のチップ(ダイ)を検査するダイ・レベル・プローバを共同開発すると発表しており、好材料視されている。それぞれの専門性を生かすことで、AI及びハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)デバイスのテストに不可欠な高度なプロービング能力を提供するのが狙いという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS


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