23日の株式相場見通し=利食い先行も底堅い展開か、円安一服も米株高が下支え


 23日の東京株式市場で、日経平均株価は利食いをこなしながら5万円台で底堅く推移する見通しだ。前日の欧州市場で主要国の株価指数は総じて小幅に下落したものの、米株式市場で主要3指数はそろって上昇。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇率は1%を超えた。先端半導体「H200」の中国向け出荷の開始を目指していると伝わったエヌビディア<NVDA>が堅調に推移したほか、マイクロン・テクノロジー<MU>が新値追いの展開となった。一方、ドル円相場は日本時間23日未明に1ドル=156円70銭台までドル安・円高に振れる場面があった。22日夜、米ブルームバーグ通信が片山さつき財務相とのインタビューを報道。19日の日銀の植田和男総裁の記者会見を受けて進行した円安について、投機だと指摘したうえで、為替の過度で無秩序な変動には「断固として措置を取る」と述べた。片山財務相が市場介入を辞さない考えを示したことを受け、円売りポジションの巻き戻しが進んだもようだ。日本時間23日早朝のドル円は157円ちょうど近辺での動きとなっている。

 円安一服と米株高という強弱材料が交錯するなか、前日の日経平均は長期金利の急騰を横目に895円高と急ピッチな戻りをみせていた。23日朝方は短期的な利益確定の動きが顕在化する可能性があるものの、米国市場と同様に国内でも年末高を期待する向きがあって、下値は限られる見通しだ。ベネズエラ情勢の悪化を背景とした米原油先物相場の上昇や、米国の金先物相場の最高値更新は、東京市場において石油関連株や金関連株への選好姿勢を高める要因となりそうだ。

 22日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比227ドル79セント高の4万8362ドル68セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同121.20ポイント高の2万3428.82だった。

 日程面では、きょうは東証スタンダード市場にテラテクノロジー<483A.T>が新規上場する。午後には11月食品スーパー売上高、11月全国スーパー売上高が公表される。海外では米国で7~9月期実質国内総生産(GDP)速報値、10月耐久財受注、11月の鉱工業生産、12月のコンファレンスボード消費者信頼感指数などの発表を控える。

出所:MINKABU PRESS


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