午後:債券サマリー 先物は続落、日銀利上げ継続観測が重荷


 30日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。米債券高を手掛かりとした買いが先行したものの、日銀が来年以降も利上げを続けるとの見方が根強く次第に売りが優勢となった。

 前日のニューヨーク市場で金や銀の先物相場が急落し、NYダウをはじめ米主要株価指数も下落したことから投資家心理が悪化。相対的に安全な資産とされる米国債が買われた流れが東京市場に波及し、債券先物は寄り付き直後に132円78銭まで上伸する場面があった。ただ、日銀が29日に公表した18~19日開催分の金融政策決定会合の主な意見で、金融引き締めに前向きな「タカ派的」な議論が行われていたことが分かり、日銀の利上げ継続姿勢が改めて意識されているのが相場の重荷。高市早苗政権の拡張的な財政政策への警戒感も依然としてくすぶっており、国内金利の先高観が拭えないことから徐々に値を下げる展開となった。午後には年明け6日の10年債入札や8日の30年債入札に向けた調整とみられる売りが流入し、先物は引け間際に一時132円32銭まで軟化した。

 先物3月限の終値は前日比20銭安の132円41銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.020%高い2.070%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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