<注目銘柄>=フルヤ金属、光ファイバー関連やHDD向け製品好調


 フルヤ金属<7826.T>は、昨年8月8日安値2151円を底に上昇基調にあるが、24年夏から25年春にかけての下落に対する戻り局面と考えるとまだ半値を戻したに過ぎない。光ファイバー関連やHDD向け製品の好調から今期業績は計画上振れも見込め、更なる上昇が期待できる。

 同社は、イリジウムやルテニウムなどを原料に、その特性を生かした工業用製品の製造・販売を手掛けており、光ファイバーのアイソレーター結晶用及び医療用シンチレーター結晶用のルツボやHDD用ルテニウムターゲット材など成長期待のある加工製品群を多数展開している。11月6日に発表した26年6月期第1四半期連結決算は、これらの製品の需要拡大を追い風に営業利益が34億1000万円(前年同期比23.1%増)と2割を超える増益で着地。それに伴い通期業績予想も営業利益75億円から100億円(前期比4.8%増)に上方修正した。

 ただ、光ファイバー関連製品や、HDD大手メーカー向け及びEUV用マスクブランクス大手メーカー向けの製品の受注動向は好調。通信機器メーカーへの本格出荷を開始したBAWフィルター用AlSc(アルミニウムスカンジウム)ターゲット材の寄与も期待でき、更なる上振れの可能性は大きい。調査機関には同110億円強を見込むところもある。(仁)

出所:MINKABU PRESS


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