8日の株式相場見通し=一進一退か、米雇用統計控え様子見ムード


 8日の東京株式市場は強弱拮抗の地合いとなり、日経平均株価は前日終値近辺で一進一退となる展開が想定される。前日は3日ぶりに反落となったが、昨年末の水準と比較して日経平均は依然として1600円あまり高い水準にあり、目先筋の利益確定売り圧力が生じやすい。一方、前日は日経平均が大きく下値を探ったものの、個別株でみると値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回るなど、個人投資家をはじめ物色意欲は旺盛で、引き続き全体指数とはカイ離した買い気の強い地合いとなることも想定される。前日の欧州株市場では主要国の株価は高安まちまちで、ドイツの主要株価指数であるDAXは7連騰を記録し最高値圏を快走しているが、仏CAC40はわずかながら4日ぶりに反落、英FTSE100も軟調だった。この日発表された12月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)は市場コンセンサスと合致し、ECBによる利上げに対する過度な警戒感は緩和されている。他方、米国株市場ではNYダウが4日ぶりに下値を試す展開となった。ダウは直近3営業日で約1400ドル上昇していたことから、目先スピード調整圧力が働いた。この日に開示された11月の米雇用動態調査(JOLTS)は事前予想を下回る内容だったほか、ADP全米雇用リポートも雇用者数の伸びが予想に届かなかった。他方、同日発表の12月のISM非製造業景況感指数は約1年ぶりの高い水準となっており、複数の指数が強弱入り乱れる結果となった。判断の分かれるところだが、FRBによる利下げ期待が後退するとの見方にはつながっていない。なお、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながらプラス圏で引けた。東京市場では方向感の定まらない地合いとなることが予想される。日本時間で明晩に発表される12月の米雇用統計を控え、売り買いともにポジションを一方向に傾ける動きは見込みにくい。

 7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比466ドル00セント安の4万8996ドル08セントと4日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同37.10ポイント高の2万3584.27だった。

 日程面では、きょうは11月の毎月勤労統計、週間の対外・対内証券売買契約、6カ月物国庫短期証券と30年物国債の入札、12月のオフィス空室率、12月の輸入車販売、12月の車名別新車販売、12月の軽自動車販売、1月の日銀地域経済報告(さくらリポート)など。海外では11月のユーロ圏失業率、11月のユーロ圏生産者物価指数、週間の米新規失業保険申請件数、10月の米貿易収支、7~9月期米労働生産性指数、10月の米卸売在庫・売上高、11月の米消費者信用残高など。

出所:MINKABU PRESS


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