午前:債券サマリー 先物は続伸、日銀利上げ観測がやや後退


 8日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。前日の米長期債相場が反発(金利は低下)したことに加え、日銀による早期の追加利上げ観測がやや後退したことが相場を押し上げた。

 7日に発表された米12月ADP雇用統計や米11月雇用動態調査(JOLTS)が弱い内容となったことを受け、米労働市場の減速懸念から米長期金利が低下した流れが東京市場に波及。また、厚生労働省が朝方発表した昨年11月の毎月勤労統計調査で実質賃金が11カ月連続のマイナスとなったことで、日銀が早期利上げに動きにくくなるとの見方もあり、債券先物は午前9時10分すぎに132円54銭まで上伸する場面があった。その後は財務省が実施する30年債入札の結果を見極めたいとのムードが広がったものの、日経平均株価の下落が安全資産とされる債券の支えとなる形で堅調に推移した。

 午前11時の先物3月限の終値は前日比34銭高の132円45銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.025%低い2.095%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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