午後:債券サマリー 先物は大幅続伸、日銀利上げ観測後退や株安で買い優勢


 8日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅続伸。日銀による早期の追加利上げ観測がやや後退したほか、日経平均株価の下落が安全資産とされる債券買いにつながった。

 7日に発表された米経済指標で労働市場の減速が示され、同日の米長期債相場が反発(金利は低下)した流れが東京市場に波及。また、この日の朝方に厚生労働省が発表した昨年11月の毎月勤労統計調査で、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比で2.8%減と11カ月連続のマイナスとなり、日銀が早期利上げに動きにくくなるとの見方が広がったことも債券の買い手掛かりとなった。財務省が実施した30年債入札の結果は「無難からやや弱め」といった感じだったが、入札前には警戒する声が多かったことから相場への影響は限定的。午後に入って日経平均株価が一段安になると債券を選好する動きが活発化し、先物は引け間際に132円71銭まで上伸した。なお、30年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が15銭と前回(25年12月4日)の9銭から拡大し、投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.14倍と前回の4.04倍を下回った。

 先物3月限の終値は前日比56銭高の132円67銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.045%低い2.075%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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