9日の株式相場見通し=反発、NYダウ上昇が追い風も米雇用統計控え上値重い


 9日の東京株式市場は主力株中心に買い戻し優勢の展開となりそうだ。日経平均は前日に先物主導で800円を超える急落をみせたが、きょうはその反動でリバウンドに転じる公算が大きい。前日はアジア時間までは日本を含む各国の株価が下値を探るリスク回避の地合いだったが、欧州時間に入ると流れが変わりドイツやフランスなど主要国をはじめ総じて頑強な値動きを示した。独DAXは取引中盤まで安かったが、終盤持ち直してわずかながら上昇して着地、これで8連騰となり最高値更新が続いた。ラインメタルなど防衛関連株や金融株に買いが目立ち、全体相場を支えている。仏CAC40も小幅に上昇した。一方、米国株市場では景気敏感株中心に買われNYダウが反発した。この日の朝方取引開始前に開示された週間の米新規失業保険申請件数は20万8000件と事前コンセンサスを小幅ながら下回り、労働市場の底堅さが確認されたことを好感した。また、トランプ米大統領が27年会計年度の国防予算を前年度から5割増しの1兆5000億ドル規模に増やすように米議会に求めたことが防衛関連銘柄の株価を刺激した。ロッキード・マーチン<LMT>やノースロップ・グラマン<NOC>が一時8%超の上昇をみせるなど大きく買われ、市場センチメントを強気に傾けている。ただ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は冴えず、この日は4日ぶりに下落して取引を終えた。東京市場では、欧米株が総じて強さをみせたことを受け過度な不安心理が後退し、時価総額の大きい主力大型株などを買い戻す動きが想定される。ただ、中国による輸出規制強化の動きなど日中関係の悪化が警戒されるほか、日本時間今晩に発表される12月の米雇用統計を控え、積極的に上値を追う展開は期待しにくい面もある。日経平均は5万2000円台半ばを上限とする値動きか。

 8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比270ドル03セント高の4万9266ドル11セントと反発。ナスダック総合株価指数は同104.26ポイント安の2万3480・01だった。

 日程面では、きょうは株価指数オプション1月物の特別清算指数(オプションSQ)算出日。このほか、11月の家計調査、12月上中旬の貿易統計、3カ月物国庫短期証券の入札、消費活動指数、11月の景気動向指数など。海外では11月のユーロ圏小売売上高、12月の米雇用統計、1月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS


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