来週の株式相場に向けて=年初は堅調スタート、米CPIやTSMC決算など注視


 26年相場は堅調なスタートを切った。1月第1週(5~9日)の日経平均株価は前週末比1600円(3.1%)高と大幅に値を上げた。特に、6日には日経平均株価は5万2518円と約2カ月ぶりに最高値を更新した。年明け早々「米国のベネズエラ攻撃」、中国による日本への「レアアース輸出規制懸念」という警戒材料が飛び込んできたが、目先的には悪材料はこなしてきた格好だ。

 とりわけ、レアアース規制に関して中国政府が8日、日本の軍民両用(デュアルユース)品目に関する輸出規制について「民生用への影響はない」との見解を示した、とも伝わった。これを受け、レアアース規制の影響が大きいとみられているトヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>など自動車株には警戒感がやや後退した。ただ、中国は日本への強硬姿勢を崩しておらず、インバウンドへの影響を含めなお警戒要因となりそうだ。

 東京市場の堅調な値動きの背景にあるのは、米国を基点とする株高の流れだ。その意味で、今晩発表される12月雇用統計や、トランプ関税の合法性を巡る米最高裁の判決などが注目される。また、来週は13日の米12月消費者物価指数(CPI)が高い関心を集めるほか、13日のJPモルガン・チェース<JPM>を皮切りに米国は決算シーズンに突入する。足もとでは東京市場でも三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行株が堅調な値動きとなっているだけに、米銀行株の動向は相場を左右しそうだ。

 更に15日には台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が決算発表を行う。半導体をはじめとしたハイテク企業への影響は大きいとみられ、その結果が注視されそうだ。
 
 上記以外のスケジュールでは、海外では14日に米11月生産者物価指数、米11月小売売上高、米12月中古住宅販売件数、16日に米12月鉱工業生産が発表される。14日にバンク・オブ・アメリカ<BAC>、ウェルズ・ファーゴ<WFC>、15日にシティグループ<C>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が決算発表を行う。

 国内では、12日は「成人の日」の祝日で休場。13日に12月景気ウォッチャー調査、14日に12月マネーストック、12月工作機械受注、15日に12月国内企業物価指数が発表される。13日に竹内製作所<6432.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、14日に良品計画<7453.T>、東宝<9602.T>、キユーピー<2809.T>、16日に津田駒工業<6217.T>が決算発表を予定している。来週の日経平均株価の予想レンジは、5万0800~5万2800円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS


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