16日の株式相場見通し=上値重い展開か、個別株は高市トレード継続


 16日の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均株価は上値の重い展開となることが予想される。衆院解散総選挙に伴う高市政権の基盤強化の思惑から市場センチメントが一気に強気に傾いており、前日は日経平均こそ4日ぶりに反落したが、プライム市場の7割以上の銘柄が上昇するなど、実質的にはリスクオンの地合いが続いていた。きょうも個別株の物色意欲は旺盛となることが予想される。前日の欧州株市場では仏CAC40は小幅ながら4日続落と下値を探る動きが続いたものの、その他の市場はほぼ全面高に買われた。欧州全体の株価動向を表すストックス・ヨーロッパ600は連日で最高値を更新している。ドイツではこの日発表された2025年の実質国内総生産(GDP)が暫定値で0.2%増とプラス成長を維持したことで、経済に対する不安が後退しマーケットにもポジティブな影響を与えた。一方、米国株市場ではNYダウが一時400ドルを超えて上昇するなどリスク選好の地合いが復活している。金融株や半導体関連株など幅広く買いが広がり、全体相場を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も上昇した。個別ではゴールドマン<GS>が決算発表を好感され大きく買われたほか、大手銀行株に上昇する銘柄が目立つ。エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体セクターへの投資資金流入も活発だった。注目された台湾の半導体受託生産最大手TSMC<TSM>の決算は事前コンセンサスを上回る内容で、AI半導体需要が高水準であることを裏付けた。これを受け、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大きく切り返している。東京市場では欧米株高は追い風となるものの、日経平均・TOPIXともに足もとでは先物主導で調整を強いられる可能性がある。ただ、高市トレードの対象とされている銘柄の多くは引き続き上値を追いそうだ。

 15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比292ドル81セント高の4万9442ドル44セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同58.27ポイント高の2万3530.02だった。

 日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、3カ月物国庫短期証券の入札、12月の投信概況など。海外ではマレーシアの2025年10~12月期実質国内総生産(GDP)速報値、12月の米鉱工業生産指数・設備稼働率など。

出所:MINKABU PRESS


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