午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利2.275%まで上昇


 19日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。衆院選の公約に消費減税を盛り込む動きが与野党で強まっていることから財政悪化が懸念され、朝方から売り優勢の展開だった。

 自民党の鈴木俊一幹事長は18日のNHK番組で消費税減税に言及。立憲民主党と公明党が衆院選に向けて結成した新党「中道改革連合」などの野党も減税を掲げる見込みで、市場では財政規律が緩むとの警戒感が強まった。また、トランプ米大統領が16日に次期連邦準備理事会(FRB)議長について、ハト派寄りとされるハセット米国家経済会議(NEC)委員長の指名を見送る可能性を示唆し、米利下げ観測の後退から同日の米長期金利が上昇したことも円債の重荷だった。木原稔官房長官が午前の記者会見で、消費税率引き下げについて「選択肢として排除されているものではない」と述べたことから、午後に入ってからも財政拡張を意識した売りが断続的に流入。債券先物は午後2時40分ごろに131円25銭をつける場面があった。

 先物3月限の終値は前週末比57銭安の131円34銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時、前週末に比べて0.090%高い2.275%まで上昇した。

出所:MINKABU PRESS


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