午前:債券サマリー 先物は小反発、超長期債に買い戻し 長期金利2.340%で推移


 21日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は小反発した。前日までの急落の反動で自律反発狙いの買いが優勢となったが、上値は重かった。

 前日まで日本の財政悪化に警鐘を鳴らすための「債券自警団」的な売り圧力が高まり、円債相場は急落(金利は急上昇)していた。21日午前に日銀は定例の国債買い入れオペを通知している。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」と「同25年超」の4本。直近の金利の急上昇を受けて日銀がオファー額を増額する可能性や、臨時の国債買い入れオペの実施に踏み切る可能性が一部市場参加者の間で意識されたもようだが、臨時的な対応を実施した場合の円安進行リスクも指摘されている。買い入れオペの内容はオファー額を含めて予定通りとなった。

 片山さつき財務相は世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に出席した。片山財務相は現地でテレビ東京の取材に応じ、金利上昇に関して「事態は改善される」との認識を示した。米ブルームバーグ通信の取材に対しては「市場を安定させるためのことはやってきているし、これからもやることは必ず約束できる」と述べた。ベッセント米財務長官は片山財務相と協議したことを明らかにしたうえで、日本の金利上昇が米金利の上昇の一因となった可能性について言及している。21日の円債市場で超長期債は買いが優勢となり利回りは急低下している。

 先物3月限は前営業日比5銭高の131円09銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は2.340%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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