東京株式(大引け)=6日ぶり急反発、欧米対立懸念が後退し上げ幅一時1100円超


 22日の東京株式市場は欧米の対立懸念が和らぐなかで主力株に買い戻しが入り、日経平均株価は一時1100円を超す上昇となった。
 
 大引けの日経平均株価は前営業日比914円25銭高の5万3688円89銭と6日ぶりに急反発。プライム市場の売買高概算は24億1484万株、売買代金概算は7兆2139億円。値上がり銘柄数は1298、対して値下がり銘柄数は268、変わらずは35銘柄だった。

 デンマーク自治領のグリーンランドを巡り、米国による領有に反対する欧州8カ国に対して関税を課す方針を表明していたトランプ米大統領は21日、一転して関税を見送る考えを明らかにした。これを受け、「TACO(トランプはいつも尻込みする、という英文の頭文字をとった造語)」トレードが再燃し、前日の米株式市場で主要3指数はそろって1%を超す上昇。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は最高値を更新した。東京市場では21日の引け後に決算発表を行ったディスコ<6146.T>が、26年3月期が増益・増配となる見通しを示し、同社株がストップ高を演じたことも相まって、半導体関連への物色意欲が強まり、日経平均の押し上げに寄与した。更に、財政悪化の警戒から急上昇していた国内の長期金利が低下を続けたことも、主力株に対する買い安心感をもたらした。

 個別では、ディスコに加えて、ソフトバンクグループ<9984.T>が急伸。キオクシアホールディングス<285A.T>が売買代金トップで株価水準を大きく切り上げ、レーザーテック<6920.T>やアドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>が高く、日東紡績<3110.T>やSCREENホールディングス<7735.T>、芝浦メカトロニクス<6590.T>が値を飛ばした。TOTO<5332.T>やTOPPANホールディングス<7911.T>、いちよし証券<8624.T>も買われ、三井不動産<8801.T>や塩野義製薬<4507.T>、三井化学<4183.T>が堅調推移。エス・エム・エス<2175.T>が大幅高となった。

 半面、ソニーグループ<6758.T>や任天堂<7974.T>が冴えない展開。三菱重工業<7011.T>や住友金属鉱山<5713.T>が値を下げ、川崎重工業<7012.T>やイオン<8267.T>が下値を模索。東京電力ホールディングス<9501.T>や神戸物産<3038.T>が安く、東洋エンジニアリング<6330.T>とミツバ<7280.T>、第一稀元素化学工業<4082.T>が急落した。

出所:MINKABU PRESS


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