午前:債券サマリー 先物は反発、円高を受け日銀利上げ観測が後退


 26日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。為替市場で急速に円高・ドル安が進んでいることで、日銀による早期の追加利上げ観測が後退しているようだ。

 一部で「米財務省の指示で米連邦準備理事会(FRB)が(為替介入の前段階となる)レートチェックをしている」と指摘されるなか、円相場が対ドルで急伸したことから「円安が物価上昇を促し、日銀が追加利上げのペースを速める」との見方が後退。また、高市早苗首相が25日、長期金利の上昇を含む足もとでの市場の動きについて「投機的な動きや非常に異常な動きには日本政府として打つべき手はしっかり打っていく」との見解を示したことも相場の支えとなり、債券先物は寄り付き直後に131円84銭をつける場面があった。ただ、衆院解散・総選挙後の消費税減税などで財政が悪化するとの警戒は依然としてくすぶっており、買い一巡後は上げ一服商状となった。なお、きょうは5年物クライメート・トランジション国債の入札が実施される。

 午前11時の先物3月限の終値は前週末比22銭高の131円58銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時2.210%まで低下し、その後は、前週末に比べて0.030%低い2.225%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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