ケミプロはS高街道をばく進中、ついに27年ぶりの上場来高値にツラ合わせ


 ケミプロ化成<4960.T>の上昇波鮮烈。きょうも150円高の1040円ストップ高に買われたが、取引時間中を含めると5営業日連続で値幅制限上限まで買われる異彩人気となっている。特に、前日は値幅制限の上方拡大で、通常の4倍となる400円に設定されたのだが、その高いハードルをクリアして1032円のストップ高に買われる場面があり市場関係者の耳目を驚かせた。

 同社は紫外線吸収剤の国内トップメーカーとして、独自に培った有機合成技術が強み。この技術力を生かし、政府が日本初の先進技術分野として支援体制を強化しているペロブスカイト太陽電池分野に傾注。具体的には同電池の発電効率向上をもたらす材料開発推進に経営資源を注いでいる。機関投資家とみられる大口買いに個人投資家の参戦が加わり、株価は短期間で3倍化したが、これは需給バランスがもたらした部分が大きい。浮動株比率が10%を切る状態で、株式吸い上げにより品薄感が強まるなかでの大商いだが、「直近まで信用買い残がほとんど積み上がっておらず、売り圧力が限定的となっていた」(中堅証券ストラテジスト)という。なお、上場来高値は今から27年前の1999年につけた1040円だが、きょうのストップ高はくしくもその株価にツラ合わせとなっている。

出所:MINKABU PRESS


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