午前:債券サマリー 先物は反発、円高進行で日銀の早期利上げ観測が後退


 28日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。外国為替市場で一時1ドル=152円10銭までドル安・円高が進行したことを受け、日銀の早期の利上げ観測が後退し、債券買いを誘った。

 日米当局によるドル売り・円買いの為替介入への警戒感が広がるなかで、トランプ米大統領が27日、ドル安容認と受け止められる発言をしたことを受け、ドル安・円高が進んだ。日本の財務省は28日、40年債入札の実施を通知した。高市早苗首相が2月8日投開票の衆院選を前に、食料品への消費税を2年間ゼロとする考えを明らかにし、財政悪化シナリオがくすぶるなか、入札結果に対して市場では一定の警戒感が広がっているもよう。ただ発行予定額は4000億円規模と小さく、高利回り確保を目的とする買い需要を見込む声もあり、債券先物には弱い入札結果を見越して売り向かう姿勢は限られた。

 前日のニューヨーク市場で米長期金利は4.24%に上昇(債券価格は低下)した。日銀は28日、12月18~19日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表したが、円債市場に特段の反応はみられなかった。

 先物3月限は前営業日比26銭高の131円49銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.020ポイント低い2.260%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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