28日の株式相場見通し=反落、急激な円高進行を受け再び下値試す展開


 28日の東京株式市場は主力株をはじめ上値の重い展開で日経平均株価は下値を探る展開となることが予想される。外国為替市場で再び急速な円高が進んでいることが重荷となり、下値は5万3000円台を割り込む場面も考えられる。ただ、前日同様に半導体主力株の値動き次第で頑強な地合いに変わることも想定され、売り一巡後は為替市場の動向を横にらみに、上下に方向感の見えにくい値動きとなるケースもありうる。前日の欧州株市場ではドイツの主要株価指数であるDAXは軟調だったものの、その他の市場は全面高商状となった。トランプ米政権が打ち出す関税政策に対する不透明感は拭えないなかも、総じて強気優勢の地合いとなっている。欧州全体の株価動向を表すストックス・ヨーロッパ600は続伸し、今月15日につけた史上最高値に肉薄した。一方、米国株市場はNYダウが一時500ドルを超える大幅安となる場面があった。ダウ構成銘柄であるユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が決算発表を受け急落し、全体指数の足を引っ張った。しかし、決算発表を控えるビッグテックに投資資金が流入するなどハイテク株が強さを発揮、ナスダック総合株価指数は5連騰と上値指向を強めている。また、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は最高値圏に浮上した。東京市場では米ハイテク株高は追い風材料ながら、ドル・円相場が1ドル=152円台前半まで大幅な円高に振れており、これが輸出セクター中心にネガティブに作用することは避けられない。取引時間中にドルが大きく買い戻されるような展開となった場合は半導体関連が強さを取り戻すケースも考慮され、不安定な値動きに終始しそうだ。引け後のアドバンテストの決算にマーケットの関心が高く、周辺株も含め決算プレーに絡む思惑的な売買が生じる公算もある。

 27日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比408ドル99セント安の4万9003ドル41セントと反落。ナスダック総合株価指数は同215.74ポイント高の2万3817.09だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の議事要旨(25年12月18~19日開催分)、40年物国債の入札など。また、この日はアドバンテスト<6857.T>の4~12月期決算が発表される。海外ではカナダ中銀、ブラジル中銀が政策金利を発表。米国ではFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見に市場の注目度が高い。米主要企業の決算発表では、メタ・プラットフォームズ<META>、テスラ<TSLA>、マイクロソフト<MSFT>などが予定。

出所:MINKABU PRESS


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